口腔管理体制強化加算(口管強)の認定施設になりました

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「口管強(こうかんきょう)」は、2024年6月に始まった制度で、むし歯や歯周病の重症化を予防するために、定期的な口腔ケアを保険で支援するものです。乳幼児からご高齢の方まで、生涯を通じてお口の健康を守る医院に対して評価されます。

どのような基準をクリアすると認可されるのか

  • 複数の歯科医師、または歯科医師と歯科衛生士が最低1名ずつ在籍
  • 過去1年間で以下の実績が規定回数以上あること:
    • 歯周病安定期治療または重症化予防治療
    • 初期むし歯(エナメル質初期う蝕)または根面う蝕の管理
    • 口腔機能管理(該当治療・指導・リハビリ)

その他、いくつかの基準を満たすと厚生労働省から認定されますが、基準が厳しく2025年現在では全国の歯科医院で1~2割しかないと言われています。
(基準の詳細は厚生労働省などで規定されています)
分かりやすく言えば、「削る・詰める」の治療中心の歯科医療から、予防のできる歯科医院として認められた医院が対象となります。

メリット

  • クリーニングやフッ素塗布が 毎月保険適用で受けられる(通常は3ヶ月に1回)
  • 歯周病やむし歯の重症化を未然に防ぎやすくなる
  • AEDや救急セットなど、安全環境が整っている
  • 家族みんなで「予防ケアの恩恵」を共有できる
  • 口腔機能のケアが全身の健康にもつながる(誤嚥性肺炎・全身疾患予防)

まとめ

口管強は、「予防ケアをもっと身近に、継続的に」受けたい方におすすめの制度です。
毎月のメンテナンスと機能管理、そして安全な治療環境がそろった医院であれば、重症化予防・口腔機能維持に大きなメリットがあります。

一方で、少し負担額が増える可能性や、認定医院が限られている点は知っておく必要があります。
お口や全身の健康が気になる方、ご家族の予防ケアを希望される方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

※本ページの内容は2025年7月現在の情報に基づいています。